8月17日(日)ヴァロットン展みてきました

 今日はかなり遅く起き、12時間くらい寝てしまいました。
 風邪気味なのもあるけど、どうも気分がスッキリしない。なので今日はあんまり出かける気しないなぁと思っていたんですが、結局思い直して美術館に行くことにしました。こういう時こそ、気分転換が必要だと思いますしね!それに家にいても絵はあんまり進まなそうだし。
 今日見に行ったのは「ヴァロットン展」、東京駅から徒歩5分くらいのところにある三菱一号館美術館で開催中です。ずっと前から気になっていて、前売りを買ってずっと楽しみにしていました。不思議な構図、寒色の使い方、裸婦の表情…その辺に惹かれていたので。あと版画も有名なんですが、それがまた他の絵と全然違う印象で、風刺が効いていたりして面白かったです。
 会場は思ったより混んでました。それほどネームバリューは高くないと思ってたので(まあどこかの美術館展とか行くと大体1~2枚は飾ってある画家ですが)、びっくり。でも割とスムーズに見られたので、美術館慣れしてる人が多いのかなって印象でした。
 ヴァロットンはナビ派の画家たちと仲が良かったようで、私はナビ派の画家が最近好きなので嬉しかったです。あとモーリス・ドニの絵を新しく美術館が買い上げしたらしく、それがお目見えしてました。ドニらしい柔らかい色調の大きな絵でした。
 ヴァロットンの絵は…なんだろう、「冷たい炎の画家」と銘打ってあったんですが。多分たくさん飾ってあった裸婦像に対する言葉かなーって思いました。大体アイスブルー、ブルーグレー系の色でまとめられていて、肌の滑らかさとか見ていると、神話の絵に出てくる女性っぽい雰囲気があります。でも表情は豊かでこちらを見てニヤっとしてる絵とかあって、女性に対して多分こういうイメージ持ってた人なんだろうなって思いました。その美しさに対する賞賛と、あざとさに対する侮蔑。そういうのが絵の中に共存してました。
 そして買い物して家に帰ったんですが、途中休憩を入れなかったのでやたらと疲れました。5時間くらい立ってましたが、1回くらい休憩入れるべきだったかも!
 あと行ってないのは「だまし絵展」くらい?あ、「オルセー美術館展」も行けそうだったら行きたいです。
そして思ったのは、やっぱり絵って原画を見てなんぼだなってことです。写真や画像では伝わらないことってたくさんありますね。デジタルは元手がかからないのが良いことですが、筆の跡とか作者の意図が見えづらいのが難点ですね。迫力もないし。

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