11月30日(日)「チューリヒ美術館展」みてきました

 今日は六本木の新国立美術館で開催中の「チューリヒ美術館展」に行ってきました。
 駅の時点で結構混んでて、まずいかなーコレと思っていたんですが、やっぱり割と混んでました。
 あと他の展示室で「日展」と言う公募展をやっていて、そっちがかなり盛況で人がたくさんいましたねー。入口からチラっと見ましたが、あの規模だと日本中のあらゆる分野の美術の、有名な公募展なんでしょうね。そういえば資料請求したことあるかも知れません。彫刻とかもあり ましたよ。ちょっと見たいかも!と思いましたが、入場料が異様に高かったので止めました。
 「チューリヒ美術館展」はチューリヒ美術館所蔵の色んな作家の絵を飾る展示ですが、並び方と説明文がまるで美術の教科書みたいでした。
 何かどこかで「すべてが代表作!」みたいなキャッチフレーズを聞いてちょっと期待していたんですが、おおよそそんなことは無かったように思います。と言うかコレを「世界の名画大集合」なんて言って絵に興味ない人に見せたらダメですよ。
 あと絵は印象派以降のものしかなく、古い細密画とか宗教画とかはほぼ無かったように思います。まあ私は印象派とか ナビ派とかポンタヴェン派とか好きなので、良いんですが…。でもセザンヌとか、アレよりも良い絵がたくさんあるのに、あの描きかけっぽい山の絵をわざわざ代表作とか言わなくても…って感じでした。どの作家も、総じて良い絵は来てないと思います。見れて良かったのはルソーとシャガールとダリくらい。
 でも会場は結構な混み具合で。やっぱり「美術館展」と言われると、美味しいとこどりのイメージがあるし、この前のオルセー美術館展が凄かったので、期待して見に来る人がたくさんいるんだろうなぁー。
 後半は近代風の絵が沢山あって、ピカソとかブラックとかそういう雰囲気の絵が多かったです。戦争の時代の絵は、ほんと暗い。そっち系が好きな人にはお薦めできる展示だったと思います。
 来週はBunkamuraのフランス印象派展に行きたいですねー。

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