2月5日(木)作品についての説明を考える

 とある現代芸術家の書いた記事を見て、う~ん…と考えていた木曜日。
 その人は芸術家として身を立てようとしている最中で、一応絵一本で食べていくことを目指しているようです。個展やったり展示に出したりしていて、それなりに人気がある作家さんなんですが、こんな綺麗な作品作る人なのに、それでも食べていけないのって一体…。と、思ってしまいました。
 …まだ原画は見たことないんですけどね。この前個展やってたみたいなので、見に行けばよかったなぁ。
 今の日本の芸術家って、絵だけで食べていけてる人ってほぼいないんじゃーないでしょうか。有名な人はたくさんいますが、だいたいコメンテーターとかイベント主催、本の執筆とかの副業をしててそっちの方が稼ぎのメインみたいなイメージ。大体、この前Bunkamuraの絵画販売コーナー見て思いましたが、草間彌生の原画ですら100万円とかなんですから。そんなポンポン売れるものでもないし…。
 その人は言うには、作品には伝えたいことを詰め込むべきだと言うことです。
 …うーん、でも、それって。息をするように子供のころから絵を描いてる人にとっては、難しいことですよねー。私も好きで描いてるだけであって、何かを伝えようとかあんまり思っていないので。見て気に入ってくれればいいかなぁ。
 一応コンセプトというか、絵の中の設定とか、こういう表現をしたくて描いた、とかはあるんですけど。でもコレを理解してほしいとはあんまり思わない。見る側もそんなこと考えないのでは、 と思ってしまいます。
 でも、難しいけど、絵で何をしたいのかってのは、自分で説明できるような具体的なことを、考えないといけないのかも知れません。「コレはどうして描いたんですか?」「どうしてこうなっているんですか?」と聞かれた時、「え?なんとなく…」とか答えが返ってきたら、がっかりしますよね普通。

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