今日は上野にある東京都美術館に行ってきました。
展示は「二科100年展」と言う、日本画壇の先駆者たちの絵を紹介するもので、知ってる作家は少なかったですが、なかなか良かったと思います。
日本人が描いた西洋画の雰囲気と言うか…魂を感じましたね。最初の方はほんと西洋の印象派~野獣派~キュビズム とかの模倣ばっかりで、えぇーって思ったんですが、年代が後になるにつれてだんだん質も上がって行って、日本独特の進化を遂げているのが分かって、なぜかほっとしました。画材は変わっても、日本画っぽい雰囲気(おそらく描きたいモチーフや空気感が一緒だから)になっていく感じが面白かったです。
…にしても、ほんっと現代美術って訳わからないですね。特に抽象画。岡本太郎とかはまだ何描いてるか分かるからいいんですけど、画面を一色に塗りたくったモノとか…意味深なタイトル付けられてもなぁ。でもまあアートって自由だから、いいのか…。
でも個人的には、観る人のことも考えて作るべきだと思うし、自分の考えとか伝えたいことが全く無い物はダメだと思います。
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伝説の洋画家たち 二科100年展の感想(2015年:東京都美術館)