「バタフライ・エフェクト」を観ました。これは2004年の映画で、公開当時アメリカでかなりヒットした模様です。ジャンルはSFスリラーだそうで、過去の過ちをタイムスリップしてやり直すことが出来る主人公が、みんなが幸せになれる選択肢を探していくお話。
映画自体は面白かったですが、こういう系のお話は観た後にはいつも、なんだかなーと言う気分になります。
私利私欲の為に過去に戻って歴史を塗り替える。…私の倫理観では、それはやっちゃダメなことなんですよね。大体、みんながみんな幸せになれる選択肢なんて、この世にないと思うんですよ。それなのに一応ハッピーエンドなので、モヤモヤしてるのかも知れません。因果応報、バッドエンドなら「ですよねー」って納得できたかも。
今思えば、自分の現状を良くする為だけに、過去にやってきてドラえもんを置いていったセワシ君もどうかと思う。もし幼少のしずかちゃんが、出来杉君と幸せに暮らす未来をのび太に変えられたと知ったら、のび太を殺すと私も思うわ。「しずかちゃんはそんなことしない!」って誰かが言ってましたけど…。
よくよく考えてみると、過去に戻ってやり直す系って割と見かけるネタ…と言うか、ひとつのジャンルになってる勢いですよね。「時をかける少女」とか「ひぐらしのなく頃に」とかそれ系。