今日は「ジェームズ・アンソール展」を観てきました。場所は新宿の損保ジャパン東郷青児美術館。
チラシを見た時から気になっていて、どんな絵の人なんだろうと一応調べてから行ったんですが、本人の絵は半分くらいで、他は参考になるような絵の展示でした。でも有名な人や私の好きなエミール・クラウスの絵があったので結構楽しめました。一番有名な作品は後半の「グロテスク」と言われている作風のものなんですが、前半は全然違う画風でした。ちゃんと学校で美術勉強した人なので、基本に忠実な時期もあったんですね。ってか昔の画家ってみんなちゃんとした学校行っるなぁ…いいな!
後半は東洋の絵(浮世絵)を見て、鮮やかな色を使うようになったみたいです。いろんな展示会見て思ったんですが、1800年代後半は浮世絵に影響されてる画家が凄く多いです。ゴッホとか。日本が開国して文化が入ってきたので、目新しかったジャポニズムが流行ったみたいですね。
で、メインの絵は仮面を付けた人々が遊んでるみたいな絵でした。この画家は「仮面」と「骸骨」が好きで、モチーフにすることが多かったようです。「首吊り死体を奪い合う骸骨たち」と言う絵が、何か可愛くて好きでした。一応ポストカードも買いましたが、やっぱり色が全然違う。本物の方がずっと鮮やかで綺麗です。あと赤の使い方に特徴があるなぁ、と思いました。絵のどこかしらにお気に入りの朱色っぽい赤を使っています。
やっぱり絵は、自分の好きなように描くべきだなって思いました。今回は汚れと言うか、味のある絵が多かったので、私も次の絵はわざとムラを付けてみようかな。と言うか下塗りの段階でもっと工夫すべきかも知れないですね。
そして帰りに世界堂で買い物しました。先日買った仮縁が合わなかったのでちゃんと合うやつを見つけるのと、小さい平筆を一本潰してしまったので、何本か買っておこうと思って。
筆ってピンキリあって、今回硬い毛のを買おうとしてたんですが…水彩・アクリル用だと柔らかいのが多いみたいでした。アクリル絵の具の場合でも、厚塗りする場合は油用の筆を使った方が良いのかも知れません。これも使ってみないと分からないからなぁ…。家にある筆をいろいろ試してみてから、筆の種類も決めたいと思います。