12月21日(日)キリコ展みてきました

 今日はパナソニック汐留ミュージアムで開催している「キリコ展」を観に行きました。
 そしたら、駅前はガッラガラで「すいてそうだな」とか思っていたので、いざ展示室の前に行くと列ができていて、入場制限しててびっくりでした。そんなに人気あるとは思ってなかった…んですが、入ってみて思ったんですが、ここの美術館すごい狭い。
 確かに少しでも混んだら、入場制限しないとまともに観れないかも知れませんね…。ちなみに、図録もなんと売り切れでした。私は買うつもりはなかったんですが、売り切れって言われるとどんな内容だったのか気になってしまいます。結局30分くらい待ったかな?
 ジョルジュ・デ・キリコは1900年代 前半に活躍した画家で、ダリとかマグリットとかと時代とジャンルが被ってる、割と有名な画家です。多分一番有名なのは、街で少女が輪っかを転がしてるあの絵(今回の展示では置いてなかった)だと思います。系統はシュルレアリスム系だと思いますが、原画を見た感じ、コレって心象風景なんだろうなーって思いました。作者の心の中、内面を表現した絵。
 解説ビデオも流れてて、謎の「不安定感」「不安感」を引き起こす工夫のこととか、とても勉強になりました。私もちょっと後日やってみたい!
 どうも「形而的絵画」と言う理論があって、そういうものをテーマにした絵らしいんですが、ちょっと何言ってるのか、何となくしか理解できませんでした。たぶん、観る者を不思議な気分にさせる 、キリコが使っていた絵の技法のことを言うんじゃないかな?
 原画はハッキリって荒いものが多く、雑だなーって思いました。でも発想はすごいし、評価を受けてるのはそこなんだと思います。何よりも勉強になったのは、「絵を観る人が受ける影響」を、キリコはすごく研究して絵を描いていたんだなってことです。まあ人がどう見るかって言うのは私も気にするところですが、それを操作しようとはあんまり思ったことなかったので…。

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