2015年10月14日(水)文章って難しいよね

 文章って難しいもので、自分の伝えたいことをつらつらと書くだけでは、なかなか読み手に伝わらないものなんですよね。
 私も文章を書いて、それを読み返して直すと言うことを良くするんですが、それでも「あれ?この辺の表現よくわからないな」とか「伝えたいことが、コレだと伝わらない気がする。もっと具体的に書かないとダメかな」とかいう部分が、読み返す度に出てきます。それで結局すっごい時間がかかって、何でこんな短い文章にこんな時間かけてるんだろうか…、と思うことも度々。
 で、削ったり足したりしているうちに、大体コレでいいかなぁと思い、印刷して読んでみると、またダメなところを見つけてやりなおし、とか。
 コレって 前漫画のネーム作ってる時もよくありました。…だから最終的に、かなり安易で分かりやすい、ストレート表現になっちゃうんですよねー…文字だけで暗に物事を示すって、すっごく難しいなぁ、と思う今日この頃です。
 んでも調べてみると、みんな苦労してるみたいなので、こんなもんなのかなぁ、と思います。
 でも私の性格のせいか、そういう風に削ったものって、すっごいアッサリしたものになるみたいで。
 性格なので仕方ないのかなって感じですが…特に文章だと、アッサリしてた方が読みやすいかなってのも、ありますしね。近頃の小説は、表現は分かりやすく、改行は小まめに、セリフ多めで…って言う書き方がポピュラーと言うか、勧められてるみたいだし。漫画っぽい挿絵のティーン向け小説が 出だした辺りから、そんな雰囲気があると思います。今だとラノべみたいな。
 でもなぁ、青空文庫で古い小説読んだりすると、すっごい読みづらいなって思うので。太宰治とかちょっとクセあるし。こんな芸術ぶったよく分からない小説を量産したら、一般人に興味持たれなくなってしまうって言うのは分かります。それはちょっともったいないですよね、日本語の表現ってすごく広いし、それゆえに面白いところもあるので。

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